2017年 04月 29日
捨て曲について
以前捨て曲について書いた。全ての曲に同じ情熱を注ぎ、全てがリード曲になるよう制作している。だから捨て曲にするつもりなんてちっともないって事を。アルバムとかになると実際起こり得る話で、何度かそんな状況を目撃した。その反動もあるのかな。
最近は自分が決めた曲を試聴して一曲単位で買うわけだが、それによって他の曲に出会いづらくなった。レコードで言うB面、アルバムで言うシングル以外、彼らの居場所はなくなった。。。と思ったけど全然そんなことなかった。インターネットは以前よりも簡単に、手を伸ばせばこんなにたくさん紹介してくれる。溢れたきった情報の中、それに気づくのが逆に難しかった。
あえて言う、素晴らしい捨て曲に出会ったらテンション上がる。みんなが同じ音楽聴いてる中優越感にひたれる。新しい刺激を受けて自分の制作にも取り入れようってなる。これが最先端のトレンドだ、過去の音源は時代遅れだって。
過去のものを否定し続けた。未来だけをみて生きるんだと。歴史の授業やテストに意味を感じなかった。単純だけど歴史モノが好きになって考えが変わった。過去の上に現在がなりたって、その上に未来が立つ。全部大事。
最先端のトレンドは諸刃の剣で、それだけ追いかけると捨てられるのも早い。お気に入りだった曲が一ヶ月後にはあきてしまう。音質は技術とともにどんどん進化するけど、メロディーは案外クラシックで進化していない。お決まりのコード進行を変えてみる。違和感なのは聴きなれていないだけで、上手くやれば中毒になる。そんなアレンジは得意なほうだと自画自賛してみる。
現在NEENEEのレコーディングをやっている。13曲収録予定で、全てがリード曲のつもりで。同時にプロデュースワークとオリジナルソロ曲も。トレンドは入っているけど、それ以上にオリジナリティを意識している。オリジナルが確立されたらトレンドを越えて強い武器になると思う。捨て曲にはさせない。
ちょっと硬くなっちゃったけど、楽しく音楽やってます。捨て曲あーだこーだ言わずに楽しさが伝わればいいなと思っています。
WAEP1〜WAEP5発売中!
by rkdj
| 2017-04-29 16:42
| Tetsushi Hiroyama